大学医学部紹介その8
私立医大紹介シリーズの第8回目。今回は前回取り上げた日本大学医学部の数値データについてです。数値的なデータについては一部2007年のものを使用しています。定員などについては今年の数値と異なるもありますので、実際の要項などでご確認ください。
募集定員は一般入試の92人で推薦試験は行われておりません。私立大学医学部全29校中、難易度としては11番目で偏差値64.5程度であり、私立医大の中では中堅にあたる大学です。次に一般試験の受験者数を見てみましょう。
一般試験の受験者数 2,642人(定員92人の28.7倍)
合格者数 172人
実質的な合格倍率 15.4倍
次に、試験についてです。
2次試験では小論文(60分)、面接、適正検査が実施されており、いずれも重視されている要素です。
小論文の傾向としては、具体的な事例を抽象化し概念で把握し、その本質を理解する力と、その本質的な事例を用意して説明する力が試されているようです。
具体的には、作家の著作や歴史上の人物における評論文章などのテーマ、個人の「愛」の本質を読み解くことで、医師が医療技術とともに身に付けていなければならない患者に対する「無償の愛」という人類愛の本質を論じたり、人類の「自然」に対する傲慢さを挙げ、現代文明のあり方、先端医療のあり方への反省が求められている内容となっています。
面接は、個人面接10分×2回で行われています。面接官は2名で、質問内容は自身の長所・短所や試験の出来についてといった個人的なものから、臓器移植や理想の医師像、興味のあるニュースなど社会的なものまでと、幅広いようです。勉強の手を休めた合間にでも、新聞やニュース媒体などで、情報収集をしておくとよいでしょう。
そして、6年後の国家医師試験の合格率は私立医大では29校中12位の91.0%で中程度より少し上位です。ここ5年の合格率は93.3%と高水準で安定しているようです。
他に数字を見てみると、
現役比率 約32.1%
女子比率 47.5% (19位)
講師一人当たり学生数 2.8人(16位)
自校出身教授率 45.2%(8位)
自校の出身教授が教鞭を取っている比率は、全体の中では比較的高い割合を占めていると思われます。
次回は東海大学を紹介する予定です。
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